子どもの歯の健康は、ママと一緒に築いていく!
ママが気になる子どもの虫歯や歯ならびについて、
仕事と子育てにフル稼働の穴井夕子さんと
小児矯正のスペシャリスト柴田征紀院長の対談。
ママの仕上げ磨きで、子どもは虫歯ゼロ!
柴田
お子さんはおいくつですか?
穴井
7歳の息子と3歳の娘です。二人とも今まで虫歯ができたことはありません。私は、子育てに大事なのは、たっぷりの睡眠、手作りの朝昼晩の食事、そして歯磨きだと思っています。私自身は子どもの頃仕上げ磨きの習慣がなく、虫歯が多かったんです。だから、子どもには小学校高学年くらいまでは仕上げ磨きをすると決めて、上の子にはデンタルフロスもしています。
柴田
いい習慣ですね。7歳で虫歯がないと、たぶん一生虫歯ないですよ。
穴井
子どもに虫歯がないのはちょっと自慢です。息子も感謝してくれます。でも朝は磨いてないんですよ。友達にそれをいうと驚かれて。
柴田
磨くにこしたことはありません。睡眠中は唾液の分泌量が減るので虫歯になりやすいんです。なので、夜寝る前にしっかり磨き、最後にちゃんとママがチェックしてあげるのが効果的です。
穴井
主人(プロゴルファー 横田真一氏)は私以上にきちんとしています。ほぼ9割は私がやっていますが、時々子どもに歯ブラシを持たせて「パパ磨いて」と行かせて、主人が1割磨く感じです。
柴田
9対1の割合でも、パパもそれでコミュニケーションが取れますからいいと思います。
穴井
主人が子どもの仕上げ磨きをはじめると長いんですよ。
気になる生え替わりの歯ならび。子どものうちに矯正したい!
柴田
仕上げ磨きをしていると、歯の生え替わりもわかりますね。
穴井
息子は今7本抜けたところです。今までは歯ならびがきれいだったんですが、永久歯の前歯の1本がとても大きくて、斜めに生えてきたので悩んでいます。どうしたらいいでしょう?
柴田
歯科医院で定期的に生え替わりをチェックしてもらうといいですよ。3ヵ月に1回噛み合わせのチェックをしていれば「矯正をはじめましょう」とか「もう少し様子を見ましょう」とお話ができます。
穴井
子どもの小学校の同級生には矯正装置を着けている子がいます。それを見ると、やはり子どものうちに矯正しておきたいなぁ、と思います。私はお仕事をはじめてから矯正して、片方だけ八重歯を抜いて並べたので、歯の数があってないんです。
柴田
矯正装置は着けたんですか?
穴井
夜寝るときだけ着けていました。矯正したのは約15年前ですが、最近頭痛がひどくて整体に行ったら「歯からくるゆがみが原因で、15年前からきてます」と言われて。やはり歯は大事だと実感しました。結婚して母になってみると、見た目以上に、とにかく健康がいちばん。自分は整体に通って頭痛を何とかするにしても、子どもたちは、ちゃんと矯正をやっておきたいと思うんです。
柴田
そうですね。ぜひ。
穴井
これからは3ヵ月に一度、歯ならびもチェックしてもらいます。
柴田
お忙しいのに、ちゃんと歯にまで気を遣っていて素晴らしいですね。毎晩の仕上げ磨きは、親子の充電時間。ママのひざの上に頭を乗せて、子どもにとって幸せな時間ではないしょうか。今日はどうもありがとうございました。
穴井
私も勉強になりました。ありがとうございました。
穴井 夕子
(あない ゆうこ)
大分県出身。1990年に東京パフォーマンスドールに参加、テレビやラジオなどに出演して人気を博する。2000年にプロゴルファー横田真一氏と結婚、2002年に長男、2007年に長女を出産し、子育てのかたわら、テレビやCM、講演、執筆活動などさまざまな分野で幅広く活動中。